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結婚の妥協で後悔する人・しない人の違い|「手放していい条件」と「死守すべき条件」の境界線

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「妥協」と「納得」は、どこか似ているようでまるで違う

婚活が思うようにいかないとき、

「今の条件を妥協しなければ、このまま一生結婚できないかもしれない」

ふと、こんな問いが頭をよぎるかもしれません。

周りがどんどん結婚していく中で、焦りが生まれる。年齢のリミットが迫ってくる感覚。そのプレッシャーの中で「でも妥協はしたくない」という葛藤に苛まれた経験がある人も少なくないはずです。

でも、ここで立ち止まって考えてみてほしい。「条件を下げる」ことと「ちゃんと考えて選び取る」こと。この二つは、一見同じように見えますが、その選択の後に広がる感情は違うはずです。

前者は、どこか自分を裏切ったような後ろめたさが残る一方で後者は、穏やかな安心感。

私は前者を「妥協」、後者を「納得」と呼んでいます。妥協とは、本当は嫌だけど仕方なく諦めること。納得とは、自分の本音と向き合った上で、本質的な選択をすること。この違いを知っているかどうかで、結婚後の幸福度は大きく変わると感じています。

結婚相手を妥協して後悔した人はどれくらい?既婚女性287人のリアルデータ

実際のところ、結婚に「妥協」はどれほど存在するのか。

では、後悔する人としない人を分けるものは何か。

マイナビ子育ての調査(既婚女性287人対象)によると、結婚相手に何かしらの条件を妥協した女性は全体の約6〜7割。つまり、大半の人が「完璧ではない相手」と結婚している。これは、ごく普通のことです。

ただし、注目すべきはその先のデータ。ツヴァイの調査では、妥協した既婚者のうち約61%が「後悔していない」と答えている。裏を返せば、約4割は何らかの後悔を抱えているということになります。

では、後悔する人としない人を分けるものは何か。

それは「何を妥協したか」の中身です。CanCamの調査(女性600人)では、妥協して後悔した条件の1位が「性格」、2位が「価値観の不一致」でした。一方で、妥協しても後悔しなかった圧倒的1位は「容姿」。つまり見た目は慣れる(” 生理的に無理 ”は除く)。でも、内面の本質的な部分や違和感を見なかったことにしてしまうと、長い結婚生活の中でじわじわとストレスが大きく育っていく。

この事実は、婚活中のあなたにとって、ひとつの道標になるのではないでしょうか。

 絶対に妥協してはいけない「死守すべき条件」とは

私がこれまで色んな人を見てきた中で「ここを妥協した人は高い確率で苦しんでいる」と感じるポイントがあります。

 金銭感覚の一致

年収の云々の話ではなく「何にお金を使いたいか、何を節約したいか」という感覚の話です。片方が堅実で、もう片方が衝動的な浪費家だった場合、その溝は時間とともに深くなる一方です。お金の話は、結婚前に最も話しづらく、そして結婚後に最も揉めやすいテーマ。だからこそ、ここだけは曖昧にしてはいけないと私は思います。

 話し合いができる

意見が食い違ったとき、感情的に突き放したり黙り込むなどして、向き合うことから逃げず対話ができるかどうか。結婚生活は想像以上に「すり合わせ」の連続です。子育て、住む場所、親との距離感。どれも正解がないからこそ、二人で話し合って答えを作っていく力が必要になります。

思いやりと誠実さ

「優しい人だと思っていたのに、結婚後それが"自分の意見がないだけの弱さ"だと分かった。いざという時に味方になってくれなかった」。こうした声を、私は何度も聞いてきました。表面的な優しさと、本質的な誠実さは違います。見極めるポイントは、自分に対する態度だけでなく、想定外が起こったときの咄嗟の言動や態度、店員さんや自分の家族など「利害関係のない人」への振る舞いで見るとわかりやすいです。

生理的な居心地の良さ

理屈では説明できない「なんとなく無理」「なんか違和感」という感覚。これを軽視して結婚した方の多くが、日常の中で少しずつ消耗していきます。手をつないだとき心地よさがあるか。同じ空間で沈黙していても疲れないか。この感覚だけは、努力や慣れでどうにかなるものではありません。

妥協しても後悔しにくい「手放していい条件」

一方で「これは手放して大丈夫だった」と多くの既婚女性が振り返る条件もあります。

容姿やファッションセンス。これは調査でも圧倒的に「妥協しても大丈夫だった」と回答される項目です。「美人は3日で飽きる、ブスは3日で慣れる」とよく言われますが、実際にそのとおりだと感じている人は多い。服装のセンスに至っては、結婚後にいくらでも一緒に磨いていけます。

学歴や現時点での年収も同様で。共働きが当たり前の時代において、相手のスペックに人生を預けるより「真面目に働くスタンス備わっているか」「壁にぶち当たっても、解決に向けて前向きに思考し行動できるか」「困ったときに助け合えるか」の方がはるかに重要です。

共通の趣味がないことを不安に思う人もいますが、むしろ趣味が違うからこそ、お互いの自由な時間を尊重できる。適度な距離感が、長い結婚生活を心地よくしてくれることもあります。

「妥協」を「納得」に変えるために|自分と対話すること

婚活を進めていく中で変化が起きることがあります。それは、自分が「絶対に譲れない」と思い込んでいた条件と、結婚生活において「本当に大事にしたいもの」が、実は違っていたと気づく瞬間です。

たとえば、こんなケース。

「身長175cm以上、顔面偏差値60以上。年収600万以上。それさえ満たしていれば内面はそこまで問わない」。そんな条件を設定していた人が実際に心を動かされたのは、その条件を3つとも満たしていない人でした。スペックではなく、コミュニケーションのテンポが心地よく、心を通わせることができる人。自分のことを丁寧に扱ってくれる人。

なぜ、こういうズレが起きるのか。

こういう人には共通点があって。過去の恋愛で大切に扱われた経験が少なかったり、プライドが高い一方で自己肯定感を高く保ちにくい人です。「愛されたいのに愛されない」辛さや寂しさを、スペックという分かりやすい指標で埋めようとしていただけ。でも、心の奥底で求めていたのは、数字では測れない「愛され実感という安心感」だった。

これは決して珍しいことではなく、よくある事例です。婚活という自分と向き合わざるを得ないプロセスの中で、多くの人が経験する大切な気づきです。

だからこそ、条件を見直すときに必要なのは「妥協する」ことではなく、「自分との対話を深める」ことだと私は思います。

「なぜ、その条件にこだわるのか」と「なぜ」を3回繰り返してみてください。

たとえば、「なぜ高年収がいいのか」→「子供には将来、多くの選択肢を与えてあげたいから」→「なぜ?」→「充実した幸せな人生を歩んでほしいから」。そうやって掘り下げていくと、本当に求めているのは「数字」ではなく、「家族のことを大切にしてくれる価値観」だと気づけることがあります。

その上で、自分にとっての「Must(これがないと幸せでいられない条件)」を3つまでに絞る。それ以外は「あれば嬉しいけれど、なくても大丈夫」に分類する。

この作業を経て選んだ相手であれば、それは「妥協」ではなく「納得」です。自分との対話で選び取った結論。その選択には、後悔が入り込む余地がないかもしれない。

結婚は、完璧な人を見つけるゲームではない

婚活が長引くと、つい過去の恋愛相手(好きになっただけの人も含む)の長所ばかりをかき集め、それらがすべて揃った” 現実離れした相手 ”=” 完璧な相手 ”を探してしまいがち。

でも結婚とは本来、完璧な人を見つけることではないと思います。不完全な二人が心地よい関係を一緒に作っていくプロセスです。

大事なのは相手が完璧かどうかではなく、あなた自身が

「この人となら不完全でも一緒に歩んでいける」と思えるかどうか。

「この人に幸せにしてもらいたい」ではなく「私がこの人を幸せにしたい」という覚悟を持てるかどうか。

その感覚を見つけるために、まずは自分が本当に求めているものが何か、自分との対話で本音に耳を傾けてみてほしい。条件の向こう側にある、ぼんやりした「本音」に気づいたとき、目の前に見えている婚活の景色は少しずつ変わるはずです。

一人では難しいという方は、ぜひ当社を頼っていただけたら幸いです。